人手不足の続く産業界では雇用指標が好調さを持続しています。
また、AIやロボット導入等、人手不足を補う省力化や効率化が経営の主力に置かれて事業が進められ、産業構造が徐々に変わりつつあります。
こうした産業構造の変化に合わせて職場の働き方も変わりつつあります。
省力化や効率化の進む職場では人材の余剰感が出る一方で、AIやロボット導入技術のスキルを持つ人材の求人募集が増えています。
規制緩和が始まった後で産業構造の変化した過去にも多くの企業等で希望退職募集に伴う従業員の退職と転職の続いた時期がありました。
この頃から色々な業種で多くの従業員の転職が続いたおかげで優秀な人材を求めて求人募集も年中行事化する傾向が強まってきたわけです。
近年、業種によっては一段と人手不足が激しくて、求人募集しても必要な人数の集まらない事態が常態化しています。
このため、今年の4月から働き方改革で新たな法律が施行され、外国人の採用も広がりそうです。
合わせて、多くの事業所でも徐々に変わりつつある産業構造に合わせた事業見直しの動きが活発化し、求人募集する事業と退職や転職する従業員の増える事業に分かれていきそうです。
就職後、自分の希望の職業を求めて転職する雇用市場が今まで以上に常態化するでしょう。